防犯を意識して建築すべき注文住宅のいくつかの事例

注文住宅を建てるには、初めから防犯性を意識しながら設計することが必須になり、この内容は建築会社側でも熟知しているものですが、自由設計で建てる注文住宅の場合、施主の意向が反映されるので注意は必要です。当然ながら玄関ドアは最低でもディンプルキーにする方法になり、その上には各種電子キーがあるのでピッキング被害を受けないことは必須です。リビングには大きなサイズの掃き出し窓を設置することが基本にありますが、できるだけ強化ガラスを採用した複層ガラスを選ぶ他、内側から防犯フィルムを貼り付ける方法も効果があります。1階部分の他の居室や水回りの設備の窓ガラスに関しては、外からハンマーでガラスを割られてしまった際に、人が入り込めるようなサイズであれば、リビングと同じように強化対策を行うことも必要です。

道路側から自宅を見た場合、死角になるような位置に対して、人が入り込める窓ガラスや採光用ガラスがあれば、屋外側からは簡単に外せない金属製フェンスは防犯力を高めることができるようになります。逆に言えば人が入り込めないような小さな窓ガラスでは防犯対策は無用といっても過言ではなく、採光用のガラスであれば、例えば横60㎝程度の幅の場合、20㎝程度のスリットタイプを壁を挟んで横に3つ並べる方法であれば、人が入り込めない注文住宅に仕上げることはできます。1階部分においては特に慎重にすることが必要になり、道路側からの視認性を良くするために高い塀などを設置しないことも大切です。

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